この虫野郎っ！！とか。

「んごー・・・んごー・・・」

えっらいでかいいびきが響きます。

「んごー・・・んごー・・・」

今日の一限（午前９時）の授業でのこと。

かんなりでかいいびきで人の授業への集中を妨害する輩が私の真後ろに座っていました。

高校の教室より僅かばかり大きな教室。

真剣に講義をする招かれた専門学校の講師。

そして、ときおり小さく聞こえる電卓の音。


そして。

「んごー・・・・んごー・・・」



全ての集中力を根こそぎ奪っていくいびき。

そいつは一応知り合いでした。後輩でした。


まず大学では人を起こすという行為はしません。みんな不干渉です。

ですが一応知り合いで（ぶっちゃけ知り合いと思われたくないけど）あったし


何より、眠いのにリアルゴールド飲んで来てる私の頑張りを無駄にしてくれる彼に

切れました。



まずはボールペンで一発はたきました。

ぶっちゃけボールペンの先で腕をぐさぐさ刺しても良かったんですがそれはさすがに

ボールペンが使えなくなるのでしません。


ですが眠る行動は収まりません。



「ぐおーーぐおーーー」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そこで、すっと教科書（２００ページほど）を手に取り、


ｽﾊﾟｰﾝ！


だが眠り続けます。

頭の中でこんな事を言う人がいました。


『殺しても良くね？』



『まだ慌てる時間じゃない』



そんなやりとりが脳内でありましたがまだまだいびきは収まりません。




「ぐおーぐおー」

っていうか遅刻した上に寝てるだけなら来んなこのメタボ野郎。

これならカビゴンの方が役に立ちます。





『殺ってもよくね？』

『良いんじゃない？』

『うん、殴る』


教科書（３００Pオーバー）を手に取ります。

しっかりと腕に伝わる重量感。

そしてその重量を振り下ろす力に変えるために持ち上げます。



ガツンッ


本の背表紙で殴りつけました。


この虫野郎！！！


って感じに何度も何度も殴りつけたかったのですが

実はこのやりとり、最前列と二列目で行われてます。はっきり言って受講してる


全員が注視してます。



一発殴りつけるとそのまま寝続けるのは変わらないけれどいびきは止まったのでよしとします。

ぶっちゃけ本の角で殴りたかったです。



結局言いたい事はただ一つ。



もうお前授業来んな。